2/9(土)コワーキングスペースSWEET WORKさんで開催された「信州 WordPress Meetup in 松本 Vol.9」に 参加&登壇させていただきました。
その時の様子まとめと備忘録です。
信州 WordPress Meetupとは?
長野県内で行われているWordPressの勉強会です。
勉強会と言っても誰かに何かを教わるというスタイルではなく、WordPressに関わっている様々な人間が集まり、WordPressを肴にゆるくおしゃべりしたり繋がったりしましょうというコミュニティというイメージです。
WordPressを仕事で使いたいと思ってから、これまで何度か参加させていただいていますが毎回いろいろな方のお話が聞けるのを楽しみにしています。(毎回皆さんのWordPress愛がすごい)
# 1. あなたの知らない編集者の世界
1つめのセッションは東京や長野を拠点に活動されているフリーのWebディレクター、筒木愛美さん。
ディレクターという仕事はクライアントとクリエイターを繋いで円滑に仕事を回すことが役割で、そのために気をつけていることや編集に携わる時に大切にしていることのお話でした。
【校正11箇条】なるものの紹介があったのですが、これは編集だけではなくクリエイターとして何かを発信する時には注意していたいなと思える内容ばかり。中でも以下の二つは特にハッとさせられました。
・初めて読む人の目線を忘れない
「その」「この」とか一部の人にしか伝わらない表現は使わない。それで伝わると思ってはいけない。
・自分の知識・常識をアテにしない
自分では当たり前だと思っていたことは実は正しいことではないという事が多々ある。公表する前にきちんと事実確認する姿勢を忘れない。
また、読みやすい文章についてもルールがあり
①リズムが良い ②小難しくない ③繰り返さない
これも時代や媒体とともに変化していくというお話も。
【校正11箇条】にもあった様に頭ごなしに決めつけるのではなく、文章の表現にも柔軟な対応が必要なんですね。
個人的に文章を書くのは苦手意識がありますが、今回のセッションでは具体的な実践方法が紹介されていたので早速試してみたくなりました。
# 2. WordPress5.0のテーマからポートフォリオサイトを制作した話
このサイトを制作していた時に気をつけたことや気になったことなど、なぜこのテーマをを選んだのか?をお話しさせていただきました。またお仕事以外の普段の生活でも何かと役にたつ(かもしれない)ちょっとしたデザインのコツみたいなものも。
普段何気なく仕事で行なっているテクニック的な部分を、お伝えする様に言語化する作業に苦労しました^^;。改めて書き起こすことで自分はこんなことを考えながら普段仕事をしていたんだなと再認識する事ができ、アウトプットってやっぱり大切なんだなと痛感しました。
最後にみんなでスケッチをする時間を少しいただき、紙と鉛筆に非常口の形(ピクトグラム)を思い出して描いてよう!というワークをさせていただきました。普段、無意識に見ている形を描き出してみることで自分はどうやってモノを見ているのかを知ってもらえたらいいなと思い手を動かしていただきました。意外と好評だったので、ぜひ思い出したらまたやっていただけたら嬉しいです。
# 3. WordPress テーマ Snow Monkey を開発するにあたり、技術的な面でこだわったところをお話します。伝わるのか伝わらないのか…。
長崎でフリーランスのWordPress テーマ / プラグインデベロッパーをされているキタジマタカシさんのセッション。
ご自身が開発・販売されている WordPress 有料テーマ Snow Monkey への、技術的こだわり(偏愛)について。
「WordPress愛」の熱をものすごく感じる内容でした。
(技術的な部分は私の知識ではついていけなかった…^^;)
Snow Monkey ユーザーも自分(開発者)も使いやすい・見やすいテーマであるための独自カスタマイズや、好きなものだからこそ妥協しない姿勢がとても印象的でした。(昨年は年間で260回くらいアップデートされていたとか!)
販売した後のテーマ購入者へのサポートに力を入れていらっしゃるとのことで、そこから口コミで販路も拡大していっている様です。確かにテーマ利用者からオススメされると説得力が違いますし、売り切りであとはご自由にどうぞというよりも、購入者限定で開発者に気軽に質問ができる環境まで提供してくれるというのは特別感もありますよね。ユーザーが安心して継続利用できるというのも大きな価値なんだなと。
受託をやめ、テーマ販売メインで進めていくと決めて、自分が納得するまでとことん突きつめることでお客様に喜んでもらっているという現状はクリエイターとして本当に「すごい!!!」という言葉しか出てきませんでした。
もはや自分の作品(テーマ)にファンが継続的に応援(サブスクリプション)してくれるという意味では、WordPressテーマをアートにまで昇華させたと言っても過言ではない世界を垣間見たのではないかと…!とても刺激をいただきました。
まとめ
今回の登壇のきっかけは主催者のToro_Unitさんに「GutenbergとTwentynineteenをCSSだけでカスタマイズしたサイトに興味ある」というニュアンスでお誘いただけたことがきっかけでした。(嬉しい…)
登壇は2回目ですが、やはり人前で話をするというのは激しく緊張しました…
試行錯誤しながらもやっとここのサイトをリリースにこぎつけ、その工程に興味を持っていただけたのはとても嬉しかったのですが、まだ発展途上の自サイト、「私の…この話で本当に大丈夫だろうか…」という不安がずっとつきまとっていました。
でも懇親会で温かい言葉をかけてくださる方がいらっしゃって、一人でもそう感じていただけたのであれば今日お話しできてよかったです(^^)素直にありがたいかぎりです…
もちろん反省点も多々ありますが、それは次回への課題に。
こういった機会でもないと人様の前でお話する事もないので、とても貴重な経験をさせていただきました。
関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました!
追記:他の参加者の方の感想もぜひ
今回の参加者のたぁぼぉさんも当日のレポートを紹介されています。登壇者にとって参加された方からの目線や感想はとても参考になりますし、素直に嬉しいです!
エンジニアさんならではの視点で「なるほど!」と思うことも沢山あったのでこちらも合わせてぜひ↓
https://taxaboxo.com/blog/shinshu-wordpress-meetup-vol9/